| 今年度の学校評議員会が11月17日に本校で開かれました。これは、地域住民の方の学校運営への参画の仕組みを制度化した学校評議員制度に基づいて平成12年の学校教育法施行規則改正以来、毎年行われるものです。
本校では、学校評議員に5名の方を委嘱し、随時、お一人お一人に学校運営に関するご意見を伺っております。また、学校評議員全員の方で学校運営に関する事項について意見交換をして頂き、学校運営のあり方を検討していくために、今回のような会合を開催しております。
今年度の学校評議員会では、今年8月に福島県で行われた全国高等学校総合文化祭への箏曲部の参加を認めた経緯について、また今年度実施した「学校評価」の結果について、学校側から報告を行い、意見交換をしていただきました。
今年8月に福島県棚倉町で行われた全国高等学校総合文化祭への、箏曲部の参加を認めるまでの過程とその是非について、ご意見をいただきました。全国大会という、生徒にとってはめったにない大きな舞台への参加は貴重であり、生徒の希望に応えたいのは学校として当然ではあるが、生徒の健康・安全への影響が心配ないかどうか、必要な情報を収集し慎重に議論を重ねた上で、保護者・生徒の自由意志のもとで参加を決定した経緯については、概ね問題ないとのご意見をいただきました。また、団体競技の場合は個人の意見を表明しにくい場合が起こりうるため、その点については今後も十分に配慮していく必要があること、そして、参加・不参加の決断はやはり個々人が主体的に行うことであり、判断の結果は後になって自身で振り返った時に初めて意味を持つものであるとのご指摘もいただきました。
学校評価のための生徒・保護者へのアンケートについては、結果報告の後、主に学習に関する話題を中心に議論していただきました。生徒が自主的に学習できるようになるためにはどうすべきか、また学習に対する生徒のあり方が以前と比べどのように変化してきているかについて情報交換をし、その中で本校の現状と今後果たすべき役割について議論を深めました。自主的な学習とは、入試のためのhow to を身に付けるものではなく、人間としての生きる力や生活体験に密接に結びついたところから生まれることや、勉強だけでなく部活動にも力を入れて頑張る生徒が多いのは菊里の貴重な伝統であり、大切にしていきたいといったご意見をいただきました。一方、最近では大学や企業においても、自分で課題を発見し、自ら調べ解決する能力が養われておらず、手取り足取り教えてやらないと何もできない若者が多くなったこと、生活体験の中で学習する機会が減り、大学入試にいかに合格するかだけを目的とした勉強になってしまっているといったお話しもありました。
学習、部活動、また生徒会活動をはじめとしたさまざまな学校生活がよりよいものになりうるように、今後の学校の改善を目指すきっかけの場となりました。今回いただいた貴重なご意見やご指摘をもとに現状のあり方を検討し、保護者をはじめ地域の方々によりご理解いただけるよう工夫をしていきたいと考えております。
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